行政視察 報告

お年寄りと子供たちの体操

  11月16日から民主党・市民連合議員で行政視察へ行きました。今回の視察は総勢14名で行き、初日は衆議院会館において社会保障制度についての勉強会を行い、二日目から2班に分かれ視察してきました。視察報告を掲載しますが、社会保障制度については党内論議も山場を迎えており、もう少し後で掲載したいと思います。

 私たちの班が最初に訪問したのは、東京都江戸川区にある社会福祉法人「江東園」です。江東園は福祉関係の複合施設であり、養護老人ホーム、介護老人福祉施設、デイサービスそして保育園を一体となった施設で運営しています。各施設では最高齢は100歳から0歳児までのトータル福祉サービスを提供しています。上の写真は朝の体操です、子供たちと一緒にお年寄りも体操を行い、最後には子供とお年寄りがハグをして交流しています。施設長さんの説明では、保育園を卒園後、入学や卒業といった節目ごとに仲の良いお年寄りに報告に来る卒園者や、お年寄りと文通をしている卒園者もいるとのことです。核家族化が進み、自宅ではお年寄りと接する機会もなくなっている子供たちが、この施設に通うことで、お年寄りをいたわる心や大事にすることを学んでいるのです。そしてお年寄りたちも子供から元気をもらっています。施設内ですれ違う方々にあいさつすると元気な笑顔と声であいさつが返ってきました。働く職員の皆様は大変なことも多いようですが、福祉施設の在り方としては大いに参考になりました。

町のジオラマ模型

 次に向かったのは、千葉県柏市の柏の葉キャンパスシティです。つくばエクスプレス開業に合わせて鉄道整備と一体型の区画整理事業として公民学連携で街づくりを行った地域です。273haの土地に東京大学大学院、千葉大学、多くの国立研究施設などを誘致し、周辺に住宅地を整理した街づくりを行っています。柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)を大学と民間企業、柏市の代表者で設立し、フラットで柔軟な連携による運営を行っています。街全体がいろいろな社会実験の場として取り組みを行っています。環境との共生、産業空間と文化空間の醸成、国際的な学術空間と教育空間の形成など8項目の目標を持ち街づくりをしているところです。街の中を一周して来ましたが、緑が多くゆとりある区画整理がされていて住みやすそうな街だと感じました。まだまだ計画は途中であり、今後さらに開発が進みます。下の写真は社会実験として実施している戸外での電気コンセントです、利用して様々なイベントなどをしているようです。

戸外電気コンセント

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