都心部での自転車対策

街頭周知活動

 

実施エリア内の周知旗

 8月6日から12日までの期間で札幌駅前通の南1条から南4条間の歩道において社会実験として「自転車押し歩き」が実施されています。また、広報さっぽろ8月号に掲載されているように都心部の放置自転車対策についての市民意見募集も実施されています。最近全国的にも自転車と歩行者の事故が多発しており、社会問題となっています。札幌でも過去に死亡事故が発生したり大きな問題となっています。わが会派として以前から議会でも取り上げ札幌市の施策への意見反映もしてきています。昨年度は琴似地区で自転車走行帯の実験を実施したところでもります。

 身近で便利な移動手段である自転車を通勤・通学・買い物などに利用する方も多くいると思いますが、基本的に自転車は軽車両として車道走行が原則ですが、交通量の多い地域や都心部では駐車車両が多いことなどから、歩道走行が多く、まして、最近は携帯電話を操作したり音楽を聴きながら自転車運転をする人が多くなり、危険な状況もよく見るようになっています。皆さんも危険な目にあったり、見たりしたことも多いと思います。札幌市としても自転車走行の在り方を国や北海道そして警察とも打ち合わせしながら施策反映する取り組みをしていますが、大きく進む状況に至っていません。そうした中で押し歩きの社会実験実施は一つの方向性を定めるため前進になると思います。

 昨日現場を見てきましたが、看板に気づいたり、係りの人から声をかけられ、押し歩きをする市民も多くいました。現在市内中心部は1日1万台以上の自転車が走行すると言われえており、駐輪場も随時整備していますが、まだ放置自転車も多く問題になっています。駐輪禁止区域の設定もしていますが、守られていない状況もあります。現在札幌市では駐輪禁止区域での撤去作業も進めています。今後も駐輪場整備の計画も ありますが、さらに市民意見を募集し大きく今後の対策を検討することとしています。市民の皆様も是非とも意見を応募していただきたいと思います。私も昨年の決算特別委員会において意見を述べていますが、今後とも市民意見を参考に会派内でも論議して市政に反映していきたいと思います。自転車対策は自転車のルール・マナーの徹底と自転車走行環境や駐輪環境の整備が必要でありますが、何より自転車利用者の心の在り方も大きな問題であります。市と市民で一緒に考えて対策を考える必要があります。

 押し歩き社会実験は1回目は12日までで、2回目は同じ区間において、9月1日(土)・2日(日)の二日間予定しています。その間担当課から課長、係長以下職員の多くが、路上啓発活動に参加しています。放置自転車対策の意見募集は8月31日までであります。多くの市民のご協力をお願いします。

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