9月22日から第3回定例市議会が開催されています。現在は議案審議を行う決算特別委員会を開催しています。10月7日財政局、9日市長政策室・総務局、14日環境局と審議しています。この後21日教育委員会、23日市民まちづくり局、28日消防局・危機管理室、30日こども未来局と続いていきます。
私は財政局で市の財政状況と基金の活用について、市長政策室では、エネルギービジョン策定後の推進について、環境局では、太陽光発電の普及について質問しています。
市民にはあまり知られていないと思いますが、札幌市の預貯金といえる基金は目的別に積み立てられており、貴重な資産であります。税収入などが減少している中、基金を取り崩して使うべきという意見もありますが、札幌市は今後大規模な老朽化施設改修等の事業計画を作る必要もあり、安易に基金を使うべきではなく、慎重な対応が必要であり、使うことと、積み立てるバランス感覚も必要と考えます。財政的にも厳しい状況が続き、市民の市有施設利用料などの負担が増えていることもあり、市民理解を深めるべきと考えます。
エネルギービジョンに関しては昨年から議会でも議論してきており、いよいよ決定し市民にも公表することとなっています。また、エネルギービジョンは地球温暖化対策推進計画とも密接に関係することから、一体的に進めていくべきと提言し、策定後の推進についてどのような体制で進めるのか質問しました。市は全庁的に取り組んでいくこと、毎年の数値などを検証し、施策展開を検討していくなどと回答がありました。
太陽光パネル設置に関しては、個人宅の太陽光パネル設置に対する国の補助が終了したが、市として現在の取り組みを質問しました。市は補助額の引き上げをして、国の補助があった時と同程度以上を確保していること、現在の設置状況などを明らかにしました。国はエネルギー基本計画の中で、再生可能エネルギーの拡大を記載している中で、政策的な投資などが伸びずにいます。将来の市民生活を考慮し、今から太陽光など再生可能エネルギーや蓄電池、省エネ住宅などへの政策的投資は重要と考えます。今後もこの分野には注目し、意見提言を継続していきます。