北海道新幹線札幌延伸を祝う道民の集い

祝賀会での鏡開き

講演する佐藤馨一教授

 7月30日に札幌パークホテルで開催された「北海道新幹線札幌延伸を祝う道民集会」と祝賀会に出席してきました。道民集会は高橋知事の主催者あいさつに次いで、北海商科大学教授佐藤馨一氏から「新幹線が運ぶ北海道の未来」、次に阿蘇地域振興デザインセンター事務局長の坂元英俊氏から「公共交通機関を活用した滞在交流型観光と地域づくり」とのテーマで記念講演がありました。

 佐藤教授の講演内容は、北海道新幹線決定までの取り組み経過と新幹線を生かした北海道の活性化に向けての内容でありました。札幌までの新幹線が開業した後は札幌から他都市へ人の流れをどのように作り、北海道全体の活性化に生かしていくか課題提起と提案がなされました。

 坂元氏は現在阿蘇地域の活性化に取り組んでおられて、熊本に九州新幹線が開通して以降、熊本から阿蘇まで観光客をどのように呼ぶか、阿蘇の環境戦略などを講義いただきました。

 北海道新幹線札幌開通は約20年後の話であり、財源問題、工事期間の短縮等課題は多くありますが北海道・札幌市の経済発展には大変大きな影響があります。今後札幌市も新幹線乗り入れに伴う札幌駅周辺の再開発などJRなどと協議しながら計画を作成することとなります。20年先の話と言っても、計画を作成して再開発を実施するには時間が多くかかります。あまりゆっくり考えてはいられない状況にあると思います。札幌市議会においても、常任委員会や私も所属する、「経済雇用対策・新幹線等調査特別委員会」においても他都市の調査活動や計画にづくりに対して検討が実施されます。楽しみでもあります。

 講演会の終了後は祝賀会が開催されて、知事のあいさつの後、関係自治体を代表して上田市長のあいさつ、各政党代表のあいさつ、財界の代表あいさつなどがありました。民主党代表は2区選出の三井わきお衆議院議員でありました。三井衆議院議員は政権交代後、国土交通副大臣や党政調会長代理を歴任し、北海道新幹線札幌延伸決定にも大きな貢献をしております。鏡開きでは知事や上田市長とともに中心に案内されていました。今後の工期短縮などにも力を発揮していただけると期待しています。新幹線の話を市民の皆様とすると20年も先の話実感がないとか、自分は乗れないからとの反応が多いです。私も20年後70歳となるとあまり期待はできないなと思いますが、札幌の発展、北海道の活性化には重要な役割があると思いますので、大いに期待してわくわくしています。国会議員の皆様の力で、少しでも工期の短縮が実現するようお願いしたいと思います。

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