第二回定例会閉会

 6月12日に第二回定例市議会が閉会しました。途中で議案審議など記載すればよかったのですが、ついつい資料などを持ってくるのを忘れてしまい、今日まで更新できませんでした。

 主な議案は国からの交付金決定による補正予案及び国の法律変更に伴う条例改正などでした。議案審議は代表質問と常任委員会での議論となります。

 私の所属する財政市民委員会は6件の議案と議案外の1件について審議を行いました。その委員会の中で4件の質問を行っています。1件目は札幌市の財産処分について、新琴似4条15丁目の市有地売却についてです、この土地は昭和50年代に学校建設予定地として購入したものですが、児童数の減少などにより学校建設を中止し、売却したものです。売却条件として、エコ住宅建築を条件として入札を実施しました。札幌市においても、省エネルギー、再生可能エネルギーの活用などを施策として進めており、条件付き入札の状況と今後の方針などを質問しました。

 2点目は補正予算についてですが、私は消費者センターの機能強化と食品ロスの取り組みについて質問しました。近年消費者トラブルは多様化・複雑化しており、相談員のレベルアップは欠かせない状況にあります。今年度は補正予算により、相談員研修の充実などを提案されましたが、私は相談内容の変化が速い状況であり、相談員のレベルアップに向けた研修は当初予算を計上し恒常的実施すべきだと提案しております。市民をトラブルから守る取り組みですから、しっかりと取り組まないといけないと思います。また、食品ロスについては、国の交付金による事業ですが、家庭で賞味期限切れなどでゴミとして出される食品に関して、無駄なく食品を使い切るため市民モニターの実施や啓発などを行う事業です。全国的に課題となっている食品ロス対策として、今年度は国の交付金による事業ですが、来年度以降交付金がなくなっても市の予算で取り組む必要性が高いことを指摘し、継続した取り組みとすることを求めました。

 3点目は、区民センターなどの指定管理者制度についてです。市の施設の管理を委託する指定管理者制度の更新に関して、市民生活に直接影響の高い区民センター施設などについて、地元との意見交換などで委託されている団体が良好に管理している場合は継続して管理を委託できるように条例を整理したものです。4年ごとに委託業者を選定する決まりとなっていて、公募による入札で毎回業者が変わるような状況となると、働いている従業員の雇用などが不安定になったり、利用に関する市民に不便をかけないようにする目的があります。今までの議会議論と若干変更点などがあるため考え方を整理し、4年に一度の更新時期だけ地域意見を聞くのではなく、日常的に地域意見を聞き検討していくことなどを提案しました。

 4点目は北3条広場に関してです、この広場は北3条通りの5丁目を車両を乗り入れ禁止として広場化するものですが、現在隣接する土地に建設中の三井JPビルの事業者が一体的に広場整備を実施して、完成後は市で管理していくこととなっています。現在都心再開発の中で、民間活力活用はいろいろ検討されていますが、その一例であります。北3条通りは道庁赤レンガ庁舎に向かっており、歴史的にも都心部のにぎわいづくりとしても重要な場所であります。札幌駅地区・大通地区・すすきの地区の都心部の拠点が点としてではなく、途中にこのような場所を整備することにより線で整備されて人の流れなどが生まれてくると都心部がさらに活性化されて、札幌の魅力がさらに高まっていくと思います。

 以上4点に対して質疑と提言を行いました。第二回定例会が終了して、次の9月開会の第三回定例会までは、随時必要があれば、常任委員会の招集もありますし、大都市制度調査特別委員会も予定があります。そして7月に予定されている参議院選挙の取り組みも急ピッチで取り組まなければなりません。昨年12月の総選挙以降の民主党低迷に歯止めをかけ、阿部政権が実施している大企業重視の政策を再度国民目線の政策へ転換していくことが必要です。憲法改正が議論されていますが、憲法よりも先に社会保障制度や雇用問題など改正が必要であります。あとひと月頑張っていきます。

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