路面電車ループ化

委員会で質問中

 昨日財政市民委員会が開催されました。内容は路面電車ループ化の状況と丘珠空港で行われた、ジェット機のテスト飛行の報告です。テスト飛行については7月8日の新聞に掲載されていたので読んだ方もいると思います。路面電車ループ化については今朝30日の北海道新聞に掲載されていました。

 路面電車ループはすすきのと西4丁目の駅前通りに路面電車を延長しつなぐことでありますが、駅前通り部分を電車の軌道を歩道側に設置する、サイドリザベーション方式とすることで、利用者が歩道から、安全に乗り降りすることができるようにするものです。海外では多い方法でありますが、札幌では初の実施となります。この方式にすることにより、除雪方法やタクシーの乗降、トラックの荷捌きなどが問題とされていましたが、今後の方向性が決定したので委員会へ報告となりました。

 除雪方法は軌道ヒーティングを導入することとしています。現在も駅前通りは車道のロードヒーティングがされていますが、これと同様に電車軌道へヒーティングを設置するものです。私はこのことに対して質問で、運営や保守に関して降雪データなどを検討して運営方法を決定するために、近年の降雪量や降り方など想定外の状況も続いているので、慎重に実施することを求めました。また、路面電車の観光資源としてや、まちづくりへの有効活用策についても提言を含めて質問しています。私の子供時代はループ化になっており便利だったと記憶しており、今後札幌の名物となるようにしていきたいと思います。路面電車沿線のまちづくりにも活用できると考えていますので、都心部のみでなく市全体の活性化につながればいいと思います。

 丘珠空港で実施されたテスト飛行は、FDAとういう航空会社が70人乗りの小型ジェット機(ERJ)を使用して丘珠空港での離着陸テストを実施したもであります。丘珠空港は滑走路が1,500mであり国内線に就航しているジェット機は離着陸ができないと言われていましたが、最近海外の近距離移動や日本国内に使用されている小型ジェット機で試験し、問題なければチャーター便を飛ばしたいとFDAが提案したものです。調査は空港の滑走路の状況や飛行経路での騒音などを調査しました。7月7日の飛行時は私は篠路にいて音を聞きましたが、若干現在のプロペラ機よりも大きな音かなと思っていましたが、騒音調査では環境値以下であり問題ないとのことです。現在丘珠空港を使用しているHACのプロペラ機が後継機作成のめどがなく将来的に使用できなくなる可能性もあり、丘珠空港のジェット化が課題としてあります。都心部から近い空港である丘珠空港の利便性は高く、ジェット化が可能であれば使い方も大きく変わる可能性もあり、慎重に検討を進めていく必要があります。多くの課題を残しているので簡単に結論が出るものではないと思いますが、将来の札幌市のために考えていきます。

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